2013年09月09日
本校にはライフデザインという授業があります。
様々な行事取り組みを行ったり、コンペ対応をしたりとクラスによって多種多様ですが
ビジュアルデザイン科2年生アニメ・マンガ・キャラクターデザインコースの
ライフデザイン授業では学生の希望で、皆の好きなものを勉強!ということで
学校がお休みの夏休み中にジブリ背景を手掛けていたことで有名な
背景画家・美術監督の山本二三展に行ってまいりました!!
※会期は終了しています。
アニメ・マンガ、キャラクターデザイン分野に背景は作品の世界観を
読者、視聴者、ユーザーに訴えかけるのにとても重要な一部!
がーっつりと見て回りました!
1枚1枚じっっっっくりと見て回る学生…
どういう順で塗っているのか、何がどうなっているのか、どうしてこういう色なのか…
疑問は湧いて出てきますが、やはり原画を見なければ分からない事がたくさんあり、
パースや色、手法などどれをとっても大変勉強になりました!
会場内は写真不可だったのですが、展示の最後に、
今回の展示会のメイングラフィックとなるラピュタ城の背景一部と
『時をかける少女』の背景、もののけ姫の森の背景と写真撮影用のブースがあり
学生と一緒に撮ってきました(*'ヮ')
(*'ヮ')人(*'ヮ')<バルス!!
背景から溢れ出るマイナスイオン(*n‘∀‘)n
『時をかける少女』の背景ブースには自転車も置いてあり、登場人物になれるかのよう。
また山本二三さんの背景書きデモンストレーションが映像で流されており、
見学していた学生は:(;゙゚'ω゚'):<有り得ない早さで完成した…、と呆然。
いきなり紙面を水はけで全部濡らすところから始まり、本当にあっという間に
背景が完成して、風景写真のようになっていました……!
経験から成せる業、ですがいつかは描けるようになりたいと意欲も湧いていました!
今回展示されていたものは殆どがカラーの背景でしたが、会場で買った図録を見てみると、
やはり原画の色からはだいぶ印象が変わってしまっていて、生で見ないと分からない
部分が山のようにありました。
今回の展示のメイングラフィックであるラピュタの背景も、実際の原画は城、空、階段と
複数パーツに別れて作られていました。
絵は目で見て育つ部分がたくさんあります。1つ1つの疑問を大切に、
様々な作品を見て、色んな技術を目で盗み、自分への作品へ活かす糧に出来ればと思います!
ビジュアルデザイン科についてはコチラ!