2013年11月05日
瀬戸内海の各地の島を中心に、アートの国際展が開催されているのを皆さんは
ご存知でしょうか?
現在は日本だけでなく、世界から多くの方が未知なる世界を求めて旅をしながら
訪れて来ています。
そんな今、話題の瀬戸内国際芸術祭!!!
つい先日、秋会期が終了しましたね~
花田ゼミでは、メンバー15人で会場の一つ男木島へ向かいました!
なぜ、男木島へ行ったかというと、本校の先生と卒業生がアーティストとして
活動しているからなんです!
まずは、男木島の玄関を飾るジャウメ・プレンサの「男木島の魂」の作品の前で記念写真をパシャリ!
そして向かうは、本校講師の大島よしふみ先生主宰の「オンバファクトリー」のエリアへ。
先生はちょうど工房で作品を製作中でしたが、忙しいにも関わらず、学生に作品のこと、島のこと、アートの
可能性について熱く、語ってくださいました。
その中でも、特に心に残ったのが、アートは「もの」ではなく、「出来事」だということ。ついつい作品の表面
に目がいってしまいがちだけど、その作品に関わる環境(島、文化、風習、島民など)すべてがつながっていて
それを、視覚的に見せていくのがアーティストの仕事だということ。そのために大島先生は島でおばあちゃんの
必需品のオンバをアート作品として改良して作り続けているということ。
島に来ないとわからないこの貴重なお話は、校外授業として本当に良い体験になりました。
続いて、そのあと本校卒業生が活動している「TEAM男木」の工房へ。
ここでは、島の漁師の方の船を大漁舟のイメージでペイントしたり、旗をデザインしたりしていました。
漁師の方にとっては船や旗は自分の家よりも大切な存在との事。
その船に島の繁栄を願って絵を描かせてもらうということは、本当に恐れ多いもので大変な道のりだったと
いうことを卒業生の橋本一将くんが語ってくれました。ここでもやはり、アート作品は島と密接な関係を持って
生きていました。
島に渡らないとわからない、他では味わえないアート作品。学生達は先生や先輩たちの話を聞いて何を感じて
いたでしょうか。
彼らにも学校に帰ったら進級制作、卒業制作が待ち構えています。
良い刺激になって、作品に反映できると良いなと考えています。
さあ、これからがんばって制作だあ~