2014年11月12日
11/7~11/11の日程で東京研修に行ってきました。
スペースデザイン専攻の学生は、毎年この時期はワンデーエクササイズに参加し、インテリア・プロダクト科1~3年生全員が参加する東京研修には行けなかったのですが、今年は同行してきました。
他専攻(家具・雑貨・ジュエリー専攻、そしてビジュアルデザイン科の一部の学生)は、東京国際展示場(デザインフェスタ)で自分達が制作した作品を11/8~11/9の二日間で販売するイベントに参加しますが、スペースデザインコースの学生は都内の建築展や都内の建築物の見学に行ってきました。
まず、原宿駅から青山一丁目までの表参道界隈にて、東京都庁でおなじみの丹下健三 氏設計の代々木体育館を始め、表参道ヒルズ(設計:安藤忠雄 氏)、ディオール表参道(設計:妹島和世 氏+西澤立衛 氏)、トッズ(設計:伊東豊雄 氏)…見るものキリがありません。
青山から少し足を運び、塔の家(設計:東孝光 氏)、そして東京都体育館(設計:槇文彦 氏)…
そして今回の東京研修でのメインのひとつ、伊東豊雄 氏の展覧会(台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡2005ー2-14)を見学しました。
会場には多くの国内外の人で溢れ、伊東 氏の注目度とオペラハウス完成の期待度がうかがわれました。
また、展示会場にはコンペ時から現在までの様子を時系列で見ることができ、また圧倒される模型達で埋め尽くされていました。
そして二日目は、近代建築の三大巨匠であるル・コルビュジェ設計の国立西洋美術館を見てきました。
コルビュジェと言えばフランスのロンシャンの教会、サヴォア邸等は以前専門課程の海外研修にて観たことはありましたが、日本で由一の作品はまだ観たことがありませんでした。
この美術館はコルビュジェが設計したといっても実質コルビュジェの弟子である前川國男 氏(現:天神山文化プラザや岡山県庁を設計)が実施設計および現場管理をおこなっていり、フランスの建物とはまた別の存在感でした。
日頃、建築雑誌等で見る建物…実際に観たときの存在感を改めて実感しました。
インターネットなどで瞬時に情報が手に入る時代ですが、やはり自ら足を運んで観ることが大事だと思う。建築を学ぶ学生達諸君!今のうちにいっぱいモノを観て、体験し、今後の作品制作に繋げていってください。
中山 裕志
インテリア・プロダクト科
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