デニムジーンズ科2・3年生・Cビルドコースの7名にて
児島のデニム関連企業様、2社を見学させていただきました。
はじめに、デニムの加工をメインにされている
"美東有限会社"様にて見学させていただきました。
挨拶もそこそこに、現場の仕事内容がどのようなものか
廻らさせていただき、ジーンズに向かう加工職人の方々の
後ろ姿をじっと見つめる学生たちに
少し手を止めて加工したてのジーンズを触らせていただきました
加工職人さんとの交流に、ホッと和む瞬間があり、
緊張気味の学生に笑顔が出て来ました。(ありがとうございます)
ミーティングルームでは、実際に商談で使われている
加工見本を社長様自らコンセプト・加工方法の説明をしていただきました。
ここでは話せませんが、学生の好きなジャンルを加工のコンセプトにした
ジーンズにはものすごい喰い付き様で、その反応がズバリ"消費者目線"
の物づくりでは、と気づかされました。
美東様、ありがとうございました。
次に、素材製造企業の株式会社ショーワ様の見学をさせていただきました。
昨年、ヨーロッパで開催されたプルミエール・ヴィジョンでショーワ様の
素材がハンドル賞という賞を受賞されています。
プルミエール・ヴィジョンは世界最高峰の生地見本市といわれ、
そこでの4つの賞のうち日本企業が2社受賞、その1社がショーワ様です。
ショーワ様は、簡単にいうと素材(生地)の糸を染め、織り、生地にまで
されている会社ですが、世界が認めた確かな技術が素材の盛り込まれています
今回デニムジーンズ科の学生ということもあり、
デニムに関する内容を中心にご説明していただきました。
デニムに使用するタテ糸の染色をしているところは当然撮影はNGですが
学生には特別に見学を許していただき、見ることができました。
児島では、ここショーワ様しかその㊙の染色をされていないとのことで
さらに、幅広く素材の種類に対応して、糸も通常のジーンズ用から
柔らかいガーゼの様な種類まで染色・織りとこなされています。
企画室では裁断直前のパンツがあり、学生の見る目が一瞬鋭くなったのが
上の写真です。
有名どころのパターンに釘付けの状態でした。
最後に本社の一画にあるショップ内で、
生地を見させて頂きました。
見学させていただいたたうえに、バッグとタオルを
プレゼントして頂きました。
上の写真は『どれにしよっかなー』って選んでいるところです。
見学+お土産と、ありがとうございました。
今回は2社のみとなりましたが、児島には様々なデニム・服飾に関係される
企業様が有り、地元に住んでいる学生もおりますが、まだまだ知らないこと
が多く、常に勉強といったところです。
ご協力ありがとうございました。
2010年6月22日
企業名:美東有限会社