建築デザイン科(来年度のインテリア・プロダクト科)では恒例の行事、
ワンデーエクササイズに参加してきました。
後期が始まってから約1ヶ月間で指定された課題に対して作品を仕上げていきます。
学生達は普段から個人で作品を制作する事が多いですが、このワンデーエクササイズでは
グループで制作に取り組みます。
このグループで一つの作品を作り上げる過程の中にモノを作る事であったり、
人と人の関係を考える上で大切な事が沢山含まれているのではないかと
本校、建築デザイン科は考えています。
もちろん、設計競技なので第三者によって作品の評価をしてもらえる事も重要な事です。
今年、本校からは2チームが参加し、2チームとも奨励賞をいただきました。
やるからには自分たちのがんばりを評価してもらいたいというのは学生も私たちも一緒です。
今年、最優秀賞、優秀賞を逃しました。
その悔しさは表彰式等の写真をこの記事に掲載していない事で伝わると思います。
私たちも学生達も制作してきた期間のことや、自分たちに何が足りなかったのか、
また、個人的な想いなどが頭の中をとりとめもなく、繰り返しめぐっていたと思います。
頑張れば、頑張っただけ、嬉しいし、悔しいのです。
こうした経験や学年を重ねたことが、社会に出た後にだんだんと役に立ってきます。
もしかしたら、建築デザイン科で学ぶ内容には即効性が無い部分もあるかもしれません。
今回、本校の2チームが提案したプロジェクトもそうでした。
町の人が参加し、時間をかけてゆっくりと町にひろがるような建築の提案
明確に定義しない事で生まれる新しい形を一生懸命考えました。
新しいモノは定義がしにくいのは当然の事です。
それを伝えきれなかったのか、もしかすると間違っていたのかもしれません。
その答えがチュウデの学校生活の中にあるとは限りません。
しかし、その答えを見つける手助けが私たちにもできればと考えています。
また、今年も岡山建築設計クラブの方々や審査委員長を勤めていただいた先生からも
即効性はないかもしれないけれど、必ず役に立つ経験を学生達は積まさせてもらったと思います。
さて、チュウデアクションウィーク、建築デザイン科のイベントは無事終了しました。
今回のワンデーエクササイズの作品は今回の課題敷地にもなった、西大寺緑化公園・百花プラザにて
11月8日(月)〜11日(木)の期間で展示されています。
その後、11月16日(火)には岡山国際交流センターにて、12月4日(土)にはルネスホールにて展示されます。
ご都合が合えば是非、お立ち寄り下さい。
今後は本校玄関ホールのギャラリースペースでも展示します。
体験入学や学校説明会に参加した時に是非チェックしてみてください。