第3回目のフリーゼミの講師は、

（株）丹羽建築設計事務所の丹羽 雅人　先生

丹羽先生には本校のフリーゼミの講師として毎年きていただいており、建築の歴史、そして近年需要が高まっているリノベーションについてのお話をいただいています。

一回目～二回目のフリーゼミとは打って変わって今回の講義は「ザ・講義」。

まずは建築の歴史についてのお話。

戦後間もない頃の「サザエさんのお家」の時代から「ドラエもんののびたくんのお家」～「○○ハウスのようなユニットハウス」、そして「デザイナーズハウス」へと移り変わっていく様子を、建築（住）のみならず、衣・食・住の文化の流れとともに講義をいただきました。

何やら一生懸命メモをとる学生が続出…

そして…

ひと昔前の建築と言えば、近代建築に代表されるように、○○様式のような、ある程度みんながその答えに向かって進んで行ったが、今の時代はその答えは変わり（無い）つつある…というお話をいただきました。

このお話は受講していた学生達にとってはとてもタイムリーな話だったように私には思いました。

実は今、学生達は「希望をつくる」というテーマで、各専攻毎に進級制作を進めています。

コンセプトは？何を制作するのか？等々、答えがあるようで無いものを追い求めています。

毎年、どうしようかどうしようかと悩む学生が大勢いますが、今の自分にとっての最善の答えを出すしかありません。それがデザイナー、クリエイターの仕事であり、その大変さとともに醍醐味（素晴らしさ、面白さ）でもあります。

学生のみなさん、ファイト！！

そして、丹羽先生、貴重なお話（アツい講義）ありがとうございました。

次年度もお願いすると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

フリーゼミ担当：中山