小さい頃は誰もが、一度は行ったことがある池田動物園。

キリンや象に心踊ったことがあると思います。

岡山にいたら誰もが、思い出を持っている池田動物園に子供たちに

喜ばれるようなトリックアートを制作してきました！

 

 

池田動物園をおうえんする会からの依頼で専門課程ビジュアルデザイン科1年生の

濱田大道くんと岡﨑里香さんのデザインが採用され、学生７名で取り組みました。

 

トリックアートとは目の錯覚で立体的に見えたりするようなイラストですが、

計画から現場制作まで約１ヶ月で行いました。長いように思えますが、規模から

考えるとかなり短いスパンでの制作になります。

 

まずは原案からの作成です。（デザイン　濱田大道くん）

デザインが決まるまでも何回も打ち合わせをしてこれに決定しました。

 

その後、立体的に見えるように計算して画面を歪めていきます。

 

 

これを原寸大にコピーして地面に描くパーツを作成していきます。

 

 

ここまで来たら現地制作です。地面にグリッドを引いて下絵を描いていきます。

 

 

カラーコピーをしたイラストを１枚１枚見ながら正確に描きます。ここで失敗したら全てがずれてしまいます。

 

 

下絵ができたら、ペイント作業です。ただ、台風の影響もあり、外での作業は大変でした。天気が悪い時にはテントを立てて

制作することもありました。

 

 

来る日も来る日も制作し、メインのトリックアートが完成です。（タイトル　マダガスカルの休日）

 

 

 

メインのトリックアートとは別に隠れスポットとして３点のトリックアートを作成しました。（デザイン　岡﨑里香さん）

 

 

 

 

隠れトリックアートは是非動物園で探してみてください。

約１ヶ月の間、動物園に通っていきましたが、多くの子供たち、幅広い年齢の方達が訪れていました。

カワウソやレッサーパンダなど人気の動物がたくさんいました。フラミンゴのお散歩などもあってアットホームな感じで

楽しいです。先日、ヒグマとホワイトライオンが亡くなりました。人気の動物がいなくなるのは悲しいことでもありますが

動物園の魅力を作るのは、動物たちだけではなく、地域に住む私たちにもできることがあるかもしれません。

そういった思いから、今回の制作を受けさせていただきました。

 

デザインの学校ならではのアプローチいかがでしょう？

是非、池田動物園に行って楽しんでみてください。

 

テキスト　画像　　基礎デザイン科　花田洋通