宮脇先生のブログのほうでもありましたが、犬島で維新派のお手伝いを今までうちの学生ががんばってやってくれました。そしてついに本番がはじまり、皆で見に行こうということで公演を見てきました。(瀬戸内国際芸術祭2010関連イベント)
維新派という集団は野外公演をメインにしていて、夕暮れの空の移り変わりや、周囲の建築物までも舞台装置として計算して取り込んでいくとても斬新なパフォーマーです。今回の「台湾の、灰色の牛が背伸びをするとき」は旅、漂流がキーワードで戦時中の情景を、演劇とコンテンポラリーダンスを組み合わせたような形で表現していました。
舞台全体がトカゲの形をしており、客席はその背中にのるといったイメージという事でなかなかシュールで迫力のある舞台が出来上がってました。
島に上陸してから多少時間があったので島内のアート作品を見たり、島の風景を見たりしていると花畑に猫が!!
そうこうしているうちに上演時間が近づいて来て、周囲では屋台やパフォーマンスで賑わい始めました。
屋台も地形をうまく利用してて、もう雰囲気は日本ではありません! 無国籍な雰囲気に酔いしれてしまいます。
今回の舞台公演はとても思い出深いものになりました。これだけのものを0から作り上げる凄さ。スタッフとして関われた喜びは、計り知れなかったのではないでしょうか。デザイン、アートの現場は学校の中ではなく、外で行われています。外に出て本物に触れる。これが学生がクリエイターになっていくために必要不可欠な要素だと強く感じます。
学生の皆さん! 学校の課題はそこそこにして、夏休みは外に本物を見に行きましょう!
高等課程基礎デザイン科の生徒は来週は
豊島に瀬戸内国際芸術祭を見に行きます。
たぶん、生まれて初めて現代アートを見る人もいるかもしれません。それでも良いです!まずは感じることから始めましょう!さあ、来週が楽しみだなあ〜