しばらく、ブログ更新が滞ってました。すみません・・・
参加作家は岡山、香川、アメリカ在住のアーティスト。
障がいのある人と一定期間交流し、見えて来た互いの関係性を作品にするというプロジェクト。
僕は今回、空間を使うインスタレーションというジャンルで映像を使った作品を発表しました!
でもただの映像作品ではなくて、ご覧のとおり、床に映した映像を鏡で反射させて足跡の型を壁に映すというものです。
映像が変わるにつれ、足跡が出たり、消えたり、変化したりします。
僕のペアの相手は小学6年生の男の子でした。このプロジェクトを通して彼等の日常にある幸せをもっと幸せにできるように考えました。制作に至るまでに「良い思い出」を作るために皆でいろんなアートイベントを見に行って来ました。その軌跡を過去の画像といっしょに、スライドショーとして投影しました。足跡は今まで家族とともに歩いた証、そしてこれからも未来へ続くという願いをこめて天高く登って行きます。
より良く生きるためにはどうしたらいいんでしょう?
家族の幸せってなんでしょう?
今回の僕の答えは「良い思い出」をみんなでいっぱい抱える事でした。
最近は家族間でも様々な問題が起き、事件にもなったりしています。
そこには何かが欠けています。
アートの力で何ができる?
即効性、効率性で言えばアートは無力に近いです。
でも時間をかけてゆっくりと人間の根源に訴えかける力があります。
このアートリンクプロジェクトはそんな長いスパンで人間の根源的な問いに答えようとしています。
今年で6年目。すこしずついろんな人に伝わっていっていると感じています。