高等課程では長ーい夏休みの一大イベントとして夏期集中講座があります。
この講座では普段の授業ではできないような貴重な体験を短期間で学ぶ講座です。
今回は「土ひねり体験」ということで陶芸家の岡本永先生が土のおもしろさを
教えてくださいました。
1日目の制作では土笛という原始的な笛を制作しました。
壷のような形を作り、ところどころに穴を開けていきます。
穴に口をあてて、吹くんですが以外とこれが難しいですね。唇と面の相性をよく探さないとうまく音がでません。
非常に構造がシンプルな分、調整が必要でした。
そのあとは練りの基本、菊練りを学びました。
先生のお手本の手さばきにみんな「おお〜っ」って感心していました。
確かにみるみると形が変わっていくのでなんだか魔法のようですね。
岡本先生は音楽活動もしていて、ディジュリドゥという管楽器や自作の楽器なども持って来て瞑想体験もしてくれました。
土というシンプルな素材に触れるには、作り手自身がシンプルな気持ちにならないといけないんでしょうね。
生徒も最初は戸惑いながらも、先生が奏でる鐘の音に少しずつ気持ちを合わせていっていました。
最後は自由制作ということで皆思い思いの作品を作っていました。
2日間という短い講座でしたが夏休みの良い思い出になったのではないかと思います。
最後の感想で思ったより楽しかった!という意見が多かったのでよかったですね!