高等課程のイラストレーションの課題第3弾。
今回は「人」について
人はなぜ絵を描くのか?
こんな問いから始めました。
現存する最古の洞窟壁画「ラスコーの洞窟壁画」
その時、何を思って人は絵を描いたのか? そんな問いから始めました。
「つたえたかったから〜」
う〜ん。 漠然とした答え。 でも正解。
一番シンプルな動機。伝えることは描くことの根本的な動機の一つです。
洞窟の中で火を焚き、揺らぐ炎を見ながら、洞窟の中でこだまする自らの
声を聞きトランス状態になりながら
壁画に一番強い願いを込めて描いていたかもしれません。
そこで、今回はプリミティブな描き方をしてみようということで
クレヨンを使ってスクラッチドローイングをしました。
段ボール紙にクレヨンを何層も重ねてそのあと、針で削っていきます。
削ると下の色が出て来て独特の風合いができます。
人が筆を持つのは高度な文明になってから。最初は石などで削って絵を描いていました。
テーマは「シンプルに自分が伝えたいと感じるもの」
根源的にはシンプルな衝動が大切だということですね。