僕は授業では基礎デザインとイラストレーションを教えているわけですが、
全ての学生に共通して教えれることを心がけています。
どんなイラストレーションにも対応できることはなんだろうと考えたとき、
一つのキーワードとして「相手に求められること」としています。
木村夏実さんの作品
黒川その子さんの作品
竹島久美さんの作品
作風というのは、多種多様で一括りにすることはできません。
なので画風を教えるような授業はありません。
基本的には絵が好きな子達が来ているので、「どんなイラストを描いていいかわかりません。」
というような子はいませんが。。
ただ、共感を呼ぶような絵を描かないと、誰からも求められません。
共感が感動を呼び起こします。
自分本位でないということは視野を拡げるということに繋がります。
そういった意味で特にゼミの授業では、自分自身がイラストを武器にイベントに参加して
通用するかどうかを試す場を多く作っています。
結局は、イラストレーションは上手いか下手かではなく、双方のコミュニケーション
のためのメディアであるということですね。