様々な場所から中デに集まり、まだお互いが誰かもわからない
新入生達が ふと気づくと笑顔で青空へと続く芝生の丘に立っていたと
いう感じ。
新入生達が4月のオリエンテーションから迎える数週間は、彼等にとって
怒濤のような数週間だと思う。なにもかもら新しく、なにもかもが目まぐるしく
時間と物事が目の前を通り過ぎていく感じじゃないかと。新しい人たちとの出会いに
この人達を信頼していいのか?この先生達を信頼していいの?
どんな日々を過ごしていくんだろう?自分は大丈夫?
といった不安と期待がごちゃまぜになっている。
でも、ある日、ふと気づくと、これからの3年間仲間として過ごす
クラスメイト達と笑顔で芝生に立っていた。
今年1年生の担任となった私は、とても気持ちよくそんな風景を見ていたので
写真におさめてブログの記事にしています。
そんな時間を作れるのは帝釈峡新入生研修の2日間じゃないかと思います。
そして、この1年間、私も彼等の仲間として、芝生の向こうに見える青空と雲へ
歩いていけるかなと 不安と期待をもっています。
きっと、楽しいことや、面白いことばかりじゃないと思うけど、でもなんとか
最後にみんなで笑っていたらいいなと思います。
この写真のように。
面白いエピソードがあります。私が最終学年の担任をさせてもらった平成20年度の卒業生は、
卒業式の翌日、彼等が出会った最初の場所である帝釈峡の国民宿舎へ行って
一泊したと聞きます。集合場所は中デの前。もちろん参加できたのは一部の
仲間達でしたが、朝の集合場所に僕も立会っていってらっしゃいを言いました。
学校の研修ではないです。彼等が、自分達が最初に出会った場所で、
学生生活の最後をぱーっと盛り上がりたいと思ったからです。
でも、いいなあと思いました。うらやましかった。
この平成20年度卒業生の最後の帝釈峡自主合宿には、実はいろんな隠れエピソードがあります。
いまだに、思い出したら笑顔がもれます。これは内緒です。
そして、今年の帝釈峡研修の最中に実は偶然にも平成20年度の卒業生からの
電話が携帯へ2件。
(宮脇)「ハッシー、ごめん、いま俺学校におらんのんよ。今俺どこにおると思う...............
帝釈峡......」
「(ハッシー)まじっすか〜!!」
と言った感じ。
なんか繋がりあった気がしました。
ブログタイトルの 「青空と雲に続く芝生の丘」は おだやかな結婚式を唄った佐野元春の楽曲
「天国につづく芝生の丘」からとりました。