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2010年05月26日
ビジュアルデザイン科ブログにも書きましたが、学生達と一緒に
大原美術館に見学に行って来ました。
正直、美術館に行く前は不安でした。というのも、入学したばかりの18歳
くらいの学生達には、美術館に展示されている美術作品は退屈
なんじゃないかなと思ったからです。
現代は、刺激に溢れています。テレビ、マンガ、アニメ、映画、Youtube
インターネットなどなど。
どの媒体も、壁に飾られている絵画作品よりも多くの刺激に簡単に触れられます。
なので、「え〜つまんな〜い、わけわから〜ん なにこれ〜」と美術館に入って
20分くらいで興味を失ってしまうのではないかと心配でした。
でも、いざ美術館に入ってみると学生達は思い思いに友達同士感想を言い合って
興味を惹かれている様子。
やっぱりデザインの専門学校に入学してくる学生達はアンテナ立ってるな〜!
絵の具をまき散らしたような現代絵画の作品にも、なんだか面白みを感じている様子。
よかった〜。
美術作品を鑑賞する時には、作家の経歴を知り、美術史の中の位置づけや作品の制作意図
をきちんと理解して観る鑑賞の仕方もありますが、なんの先入観もなく、その作品だけを観て
「感じる」見方もあります。
意外と後者の方が自由な感想を持てて楽しい。17世紀のヨーロッパ絵画と、現代のアメリカの
フリーペインティングの作品を並列に観れる自由さがあります。
絵画や美術は「理解」するよりも「感じる」方がたのしめるのかも知れません。
な〜んて考えながら美術館の外に出ると、ロダンの彫刻にでっかいバッタがとまっていました。
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