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2010年05月21日
2つのブログに分け、僕が描いた人物画とその思い出を紹介したいと
思います。
まず一枚は、学生時代に描いた人物の肖像画の練習です。
ビートジェネレーションに属するアメリカの詩人アレン•ギンズバーグ氏。
雑誌に掲載された肖像写真を元に描きました。
ギンズバーグ氏には、実は一度サンフランシスコのビートムーブメントの
聖地 シティライツブックストアでお会いしたことがあります。
その時、日本のイラストレーター ヒロ•ヤマガタ氏に対する感想を
聞かれました。目の前の、世界的に有名な詩人を前にして緊張していた
こともあり、なんだか不明瞭な答えをした覚えがあり、氏は興味を
失ったようで、ふ〜んといった様子で会話が途切れてしまいました。
ギンズバーグ氏は一昨年だったか、亡くなってしまいました。
その時、本にサインしてもらいました。一昨年まで宝物として持っていたの
ですが、本校で金工、ジュエリー制作を教えてくださっている非常勤の
T先生に進呈しました。T先生は、正にその時代にオンタイムで青春を過ごされた
方で、ロックやヒッピー文化にお詳しく、時々お会いしたときにお話を聞かせて
いただきます。ウッド•ストック フェスティバルの時のジミ•ヘンドリックス
についてなど、その時代 時間をくぐり抜けた人でないと分からないお話
が沢山伺えます。
多分アレン•ギンズバーグ氏のサイン本は僕が持っているよりT先生が持っている
方が相応しいと思い、差し上げました。
お礼に、高級ウィスキーのボトルを一本頂きました。
T先生はいつもはip館にいらっしゃるので、あまりお会いする機会はありませんが
勝手に親しみをおぼえています。またお話するのが楽しみです。
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