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2010年06月10日
風香るこの季節 道ばたに驚くほど鮮やかな色の花を見つける事が
あります。
草花には、あまり詳しくありませんが、雑然とした裏路地に
思わず目を向けてしまう様な花が咲いていて、思わず自転車を
とめて、写真を撮ってしまうことがあります。
このブログのサブタイトル 「とるにたらない絵を描く理由」とは
そんなところにあるのかもしれません。
私達がやっている絵を描く仕事 行為は、筆を執って手を動かすことが
はじまりではないと感じる事があります。
手を動かす前に、「きれいだな〜!」「すごいな〜!」「うれしいな〜!」
などなど、心を動かすことが始まりなんじゃないかと思います。
すごく奇麗な夕日があっても、その夕日を見ていないことには
なにも感じられません。
見ても、自分の気持ちの中に「奇麗」だと感じる感覚がないとそれは
ただの赤い丸いものになってしまいます。
本校の本館と西館の渡り階段からは、とっても奇麗な夕日が見えます。
奇麗な夕日を見た事がない人、夕日を見ても奇麗だと思った事がない人には
いくら描こうと思っても奇麗な夕日は描けません。
でも、少しだけ心を軽くして、肩の力を抜いて素直に周囲を見渡すと意外と
誰にでも 「いいな〜」と思えるちょっとしたことに出会えると思います。
どうかな〜?と思っている人は、ぜひ本校の本館と西館の間の渡り階段から
夕日を眺めてください。
では、私もちょっと仕事の手を止めて西館と本館の階段にエスケープ......
あっ、職員室に呼ばれちゃった.........
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