皆さんESDという言葉 知っていますか?
E=エデュケーション フォー
S=サステナブル
D=デベロップメント
2002年に国連総会本会議にて提唱された言葉で、
未来に向けて地球温暖化、人権問題、平和、貧富格差など我々が住む
世界の様々な問題について考え、今の世界が今後も良い形で継続可能
なものにしていく取り組みのことです。
現在岡山でも来年2014年に開催される国際会議に向けて自治体や様々な
民間団体が準備をしています。
7月1日(月)本校造形専門課程で実施している「デザイン概論」という
授業で、岡山市ESDユネスコ世界会議推進室という部署にご協力いただき
「私の夢のものづくり」というテーマで授業を展開していただきました。
こちら講師の流尾さん。黒板に、単語を書いた紙を貼りながら
リズミカルに学生に質問を投げかける。
一見難しいテーマなのですが、すごくわかりやすい講義です。
まず、学生達にあなたの夢のものづくりは?という問いかけがありました。
学生達は、CDジャケットのデザインがしたい。
ガラスのカフェが作りたい。
雑誌を作りたい などなど 思い思いの夢を描きました。
そこからさらに、夢のものくづくりには何が必要かを考えました。
CDジャケットを製造するには、プラスチックが必要。
材料だけあっても作る人が存在しなければいけないので人員。
それだけではなく、プラスチックを輸送する方法も必要。
加工する工場も必要。
皆自分達のものづくりを楽しくリアルにそして深く考え始めます。
このような取り組みを経て、ものづくりには何が必要なのか?
社会とどうつながっているのか 想像することが大切だと思います。
クリエイターとして社会に出たら、デザインされた「もの」は
誰が、いつ、どこで、どれくらい、どのように、いくらで
つくるのか 無視するわけにはいきません。
このワークショップ形式の授業の後、物のその後 というテーマで
ごみ処理施設を見学に行きます。
トータルなデザインの専門学校として、こんな授業を展開しています。