以前から数回に渡ってお伝えしてきた岡山市 ESD世界会議推進室
のご協力のもと、展開してきた
特別授業が3回目の今日でファイナルと
なりました。
E=エデュケーション フォー
S=サステナブル
D=デベロップメント
持続可能な開発のための教育 という意味です。
2002年に国連総会本会議にて提唱された言葉で、
未来に向けて地球温暖化、人権問題、平和、貧富格差など我々が住む
世界の様々な問題について考え、今の世界が今後も良い形で継続可能
なものにしていく取り組みのことです。
現在岡山でも来年2014年に開催される国際会議に向けて自治体や様々な
民間団体が準備をしています。
私達は、デザインの専門学校でモノづくりのプロを目指す立場で
どうESDの取り組みをとらえるか。
つまり社会とデザインをどうつなげるかという切り口で3回の授業を
展開しました。
対象は造形専門課程1年生。約60名。
メイン講師をつとめて下さったのは岡山市ESD世界会議推進室
流尾さん。
とても真摯に、3回の授業をすすめてくださいました。
私達にはクリエイターとしての夢があります。
こんなモノを創ってみたい、描いてみたい、デザインしてみたい。
しかし、その背景には、そのモノづくりをささせてくれるモノ、人、場所、お金が
確実に存在しているのです。
そして、私達のものづくりが一人よがりなモノであれば、作り出されたデザインは
いずれゴミになります。
でも、私達がやりたいことはそんなことではありません。
よりよいデザイン、社会をつくるためのデザインであること、そして
私達は様々なつながりのなかでモノづくりを行なっていると再認識した授業でした。