いとなみ -くうねるところにすむところ-

カテゴリーに分けられるボクたちの生活

2010年10月12日




みなさん、お久しぶりです。ブログの更新が滞ってましたが、ボク元気です。


実はちょっとブログの事で考え事してました。


これまで、ボクのブログでは日常の生活を切り取り


みなさんにデザインとはかけ離れて見える部分を


ボクの視点からランダムに発信してきたつもり。


しかし、自分自身も、伝える為の手段として行っていたはずの


日常の報告が、ブログを更新することが目的となって感じがしてきた。


そ こ で


自分自身が日常生活のなかで何を思い


何を考え


何を行おうとしているのか.


という様なことを中心に少し考えてみる事にした。


なので、随分と仰々しいタイトルをつけて、ちょっとだけ、真剣に書いてみる。




さて、JAPAN DESIGNの行方というからにはDESIGNという言葉を


少しずつほぐし、さらにインテリア・プロダクトという分野の上で


考えんとおえん。


と自分で書いてみたものの、着地点はあまり見えていないのが実際のところ


これがボクを困らせる...そして、


「分野」の上で考える。


いわゆる「カテゴリー」このカテゴリーが非常に邪魔くさい。


なぜか?となると


インテリアとかプロダクトのデザインが何の為に発展してきたかって話になりるので、


これを日常生活の向上のためと考え、話を進めることにする。


もしかしたら商売繁盛の為かもしれんけど、それはちょっと置いとく。


この、日常生活そのものはカテゴリーでは分けられず、趣味とか、旅行とか、


仕事とか、洋服とか、とかとかとか、色々なカテゴリーを横断しながら継続的に


行われいて、その継続的な日常生活を種類に分けたのがカテゴリーである。


現在、生活そのものがカテゴリーの中に存在している様な感覚の人は少なくないはず。


その感覚の例としてインターネットの検索方法や検索エンジンのトップページにある語句がある。


共通の単語であったり、カテゴリーとして情報が分けられている。


知りたい情報に、かなりの精度でしかも世界中の情報の中からめぐり合える。


小さい頃からこのような生活に慣れて親しんでいるとなると、


自分の生活そのものがカテゴリーで分けられた世界に成り立つ感覚になってもおかしくないし、


検索で出てこない事はこの世に存在しないような感覚になっている人がいる様な気がする。


という長い前置きを読んでもらった上で見てもらいたいこの写真


しゅうずの湧き水


これ、このブログでもおなじみのうちの時子ばぁちゃんが生まれた家とその近所


5軒くらいの家で使われ続けている井戸。というか湧き水。


しゅうずの湧き水②


この辺りのすべての水が涸れてもここは大丈夫という、ばぁちゃんたち自慢の水である。


代々、大切にみんなで、誰かが独り占めする事もなく、使われている水です。


でも、カテゴリーで分けられた生活を送っている人たちにこの水は飲めません。


なぜなら、まず、検索しても出てこん。


これは冗談としても、


でっかい水たまりみたいなもんだから、飲み水のカテゴリに属さないかもしれない。


「飲み水=水道水」という考えが当たり前であればなおさら。


「湧き水=飲み水」とも限らない。


でも、ここでは誰のものとも決められていないみんなの水が、


ただの水にも関わらず、大切にそして脈々と受け継がれている。



このように


ボクは理由のないことだけれど、なにかボクたちが本能的に理解していること


カテゴリーでは決められていないことこそが大切で、これからボクたちの仕事として


考えていかんと駄目なんじゃないんか?こんなことをこのごろ良く思う。



そりゃね、言葉を決めることでスムーズになることもある。


でも、ひとしきりスムーズにスピーディーにできるようになった現在。


もう一回、原点を見直さんと


カテゴリーに決められた、広い広い思ってる、狭ーい狭い世界で右往左往


みたいなことになる気がしてます。


これがデザインというカテゴリーで収まるか知らんけど...ほら、すぐ出て来るでしょ?


邪魔くさいカテゴリー。


でも、どんなです?極端かも知らんけど、ちょっと意識して考えてみるとおもろそうでしょ。




さて今回はここまで、次回はもう少しだけ、狭い世界と広い世界を考えてみたいと思います。







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